「中距離火力」についてのお話。
SBrAX、FA砂などの中距離火力職では、「どのような行動を取れる者が上手いのか」という問いに対する明確な答えが出ていないように思う。


以下ユイン様のサイトより引用
『■アサシンクロス、スナイパー(FA)、クリエイター(ADS)
・立ち位置は自陣最前線
PvP関連の記事でよく出てくる中距離火力とは、SBrとFAとADSのこと
・絶え間なくダメージを送り続ける、とにかく手数を増やす(同職に撃ち負けない、怯まない)
・敵中距離火力の射程圏内に入る=集中攻撃で死、と敵に認識させられる連携が求められる
・手前から順序良く殺す。いきなり奥にいる職を狙おうとしない
・スタンしている敵、アスムのきれている敵を狙う
・孤立している敵、蜘蛛にかかっている敵を狙う
・優先順位は、殺しやすい位置>殺しやすいキャラクター>殺すと戦況が大きく変化する職
・射程圏に入った教授、WIZ、プリを逃さない(前LPやリザをしに前に出て来ることがある)
・LKパラの迎撃処理はチャンプに任せる(ADSはLKパラも処理できる)
・SBは、即死を狙える+手前に出てくる職から優先的に(WIZ→ジプシ→教授)』



中距離火力群に期待される動き、Pスキルというのはこれが基本であり、理想であり、全てと言ってよい。
これ以上行動の種類を増やす事は、体系的なPTPvPにおいては「余計な事」と認識される事が殆ど。
具体的にやってはダメな行動の例は、敵陣へ突進しMAなどしてはいけない、クローキングを利用し単騎で敵陣裏、または側面へ回り込んではいけない、逃げる相手を自陣LP範囲を無視して見境なく追いかけてはいけない、等である。
これらのような行動は全てPTメンバーから「勇者様的行動」とみなされ厳しい叱責を受ける。


求められる行動(Pスキル)は
・自陣LPの効果範囲の先端(LP可視範囲の1セル手前)に立ち、敵の攻撃を食らっても引かずに耐えつつ、攻撃を出し続けること。耐え切れない場合、後退せずにその場で死亡し即座に飛ぶであろうリザを待つ事。
・攻撃を加える優先順位をPT内の中距離火力職全体で明確にし、確実に複数の攻撃が重なるようにすること


前者は個人に求められるPスキルであり、後者は中距離火力全体に求められるPスキルである。
文字にしてみると、たったこれだけの事なのであるが、自分を含めた誰もがこのほんの少しの行動ができていなかったり、そもそも理解していなかったりする。


とは言え、後者の要求を満たすには最低でも同じ程度研究を重ねた中距離職が複数必要となる為、即興のPTでは実行が難しい。
また、たった1人で前者の行動を理解し、行なっていたとしてもほぼ意味が無い為、中距離火力職の「腕」「Pスキル」の評価をするならば、正しい行動ができるPTの存在が前提であり、評価する者自身も正しい行動が何であるかをしっかりと理解しておく事が必須であると言える。